わたしたちは、コロナがつくりだしている困難な状況に影響されざるをえない生活をおくっていますね。
高橋佳子さんの「ゴールデンパス」は、わたしたちの抱える問題になんらかの解決の糸口なってくれる本となるかもしれません。
なにかの参考になればいいと思い、要点を書いてみますね。
ゴールデンパスの意味は?

ゴールデンパスとは、黄金の行路、輝ける道筋。
あるべきものがあるべきところに収まり、すべてを輝かせる道です。
まるで未来から逆算してすべての難所をクリアしてしまうように、パズルのすべてのピースが見事にはまってしまうような道が現れるときがあります。
勝ちの中にしかない道ではなく、負けの中にもある道です。
始まる前は、そんな道があるとは考えられなかったのに、それが見されたあとから振り返ると、それ以外の道は考えられない道です。
みなさんは何か願いがありますか?

問題解決の糸口はないか
今取り組んでいることに道をみいだしたい
不安やストレスを解消したい
人生における最善の選択をしたい
夢を実現したい
わたしは、この本を読んで仕事のことや生活で改善したいことの参考になればと思い、読み始めました。
ゴールデンパスを象徴している物語「メッセージ」
原作は、SF小説の各賞を総なめにした、アメリカの作家テッド・チャンによる短編小説「あなたの人生の物語」。
突然訪れた危機から地球を救う物語と思いましたが、事態に当たる女性言語学者ルイーズのパーソナルな物語へのつながりを見せていきます。
愛する娘を失った深い悲しみに包まれた彼女が、地球に飛来した“彼ら”と接点を持つうちに、自分の内面と向き合わざるを得なくなります。
ルイーズは、エイリアンと中国の司令官との交戦を止めることができました。
人間の時間感覚では、その事件から数年後の停戦パーティーでこの司令官と出会うことになっています。
このパーティーでルイーズは、司令官の携帯電話番号や、亡き奥さんの最後の言葉を知るのです。これが未来の記憶となります。
それにより、中国の司令官の戦闘開始を断念させることができました。
(くわしくはゴールデンパス28ページをご覧ください。)
ゴールデンパスは、未来の記憶によりひらかれる奇跡の道です。
未来の記憶が選ばせる選択
どこかで未来を知っていたとしか言いようのない選択をしたことが、ありますか?
会社を閉じようとしていたら、逆に再生された。
まさに奇跡の結果というようなことがあるようです。
長年の取り引き先のA社の裏切りを感じた海老名さんは、罵倒の手紙を書こうとしました。
しかし、なぜか思いなおして感謝の手紙をしたためます。
その結果、A社の社長が「これからも日本での販売は海老名さんの会社にまかせてあげてほしい。」とB社に進言してくれたのです。
未来の記憶により、罵倒の手紙を止めることができたという見かたもできます。
(ゴールデンパス41ページ。)
感想
なにかに導かれてきたとしか思えないような、奇跡的な出来事があるんだなと思いました。
どうしたらゴールデンパスの道を歩むことができるのか知りたいですね!!