今日は、3つの「ち」について書きたいと思います。
ここまで読み進めてきましたが、この本はぜひ一度皆さんにも読んでいただけたらと感じています。
本を読んだほうが、わかりやすいし、深く理解できますので、よかったら一読してみてください。
Contents
3つの「ち」
血は、両親や家族から流れ込んでくる価値観や生き方。家庭内で繰り返されていた両親の口ぐせやつぶやき。
わたしたちは、それらをごく自然に自分のものにしていきます。
地は、地域や業界から流れ込んでくる習慣や前提。地域で暗黙のうちに共有されていた価値観や業界内の常識も、気づかぬうちにわたしたちを支配しているものです。
知は、時代から流れ込んでくる常識や価値観。誰もがもっとも無自覚に従っているものが、この時代の尺度や価値観、常識です。
森谷さんの3つの「ち」
森谷さんの呪縛的な3つの「ち」は、三代目北陸地方でスーパーマーケットの3代目の跡継ぎとして生まれたことです。
自分は特別。周囲とは違う。自分はできる。
自分はわかっている。ものごとにすぐ成功のサインをみる傾向があります。
父親からは、「おまえはこれからずっと人の眼差しを受けることになるんだ。」
母親からは、慶應大学の正門まえで「あなたはこの大学に入るのよ」と言われてそだったそうです。
必然の自覚を持つ前後
必然の自覚とは、このカオスはまさに自分めがけてやってきたもの。
自分が引き受けなければ、その青写真を引き出すことはできない。
必然の自覚を持つ前の、森谷さんの競合店の出店というカオスへの思いは、
自分たちは老舗のスーパー。
安売り店より自分たちのほうが上。
負けるわけがない。
自分は営業担当。財務のことはよくわからないし、番頭さんにまかせておけばいい。
そして生まれた現実は、2店舗を売却。従業員100名をリストラ。
必然の自覚を持った後の森谷さんは、社長に就任します。
かつて順調だったときにもっと準備できたことがあったはず。
父親の後悔を受け止め、志のバトンを引き継いでいこう。
意識を変えて、新たな一歩を踏み出されました。
感想
わたしの親からよく言われた言葉は、「手に職をつけなさい。」「騙されないように。」などでした。
残念ながら、手に職はついていません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。